2008年10月20日月曜日

登り続ける山も、下り続ける坂も絶対にありません。

 登り続ける山も、下り続ける坂も絶対にありません。


 


今の状態は、疑心暗鬼な方も多いと思います。


しかし、登り続ける山も、下り続ける坂も絶対にありません。


必ず、どこかの時点で転換するはずですが・・・


 


FXはゼロサムゲーム!勝つ人がいれば、負ける人がいる。


投資資金がゼロになる投資は限られている。それは私の思う限り


・株式投資(会社が倒産した場合)


国債


FXでもファンドでも損失は出たとしても、最後はいくらか残る。(国家破綻は紙切れになるが・・・・


 


 


現在懸念される事は、国家のデフォルトだ。


 


 



ジンバブエ レストランでの支払い風景 これが一番怖いインフレ 過去ではなく、現在の事だ


 


ジンバブエの例で行くと1USドル=約7585.3億ZWD 1000万%を超えるハイパーインフレ


今月に入って、アイスランドが破綻。すでにインフレ率は30%を超えてるとも言われている。


 


国家が破綻した場合、国は徳政令を発動して、国債は紙切れになる。


日本も戦後に徳政令を発動し、軍票や戦時国債が紙切れ同然となった。


アメリカも第2次大戦後に「マーシャル・プラン」で、借金国の負債を棒引きした。


まだ60年ほど前の話である。


 


今回の恐慌的状況、一番怖いのがアメリカがどうなるかだ。


ジョージ・ソロス氏は、1929年の世界恐慌の様な悲惨な状態は回避されるとしている。


しかし、確実に基軸通貨は「US$」から移行し、パラダイムシフトが起こるだろうと著書の中で語っている。


 


とある国債アナリストの方が「今後は世界はデフレに向かう」と語っていた。


少し、違うのでは?と個人的に思っている。デフレは、既に日本が経験したことだ。


物価が安くなり、経済が鈍化する。国家が救える状態なら、デフレもあるだろうが・・・


アイスランドのように、既に国家が金融業界を救済できない国は、ジンバブエのような「ハイパー・インフレ」が襲うと思われる。


多分両極端な状態が生まれる可能性が高いのではないかと?私個人は思っている。


 


アメリカも大量の国債を発行している。これがデフォルトになると、世界中がおかしくなる。


可能性は、多分無いとは思うが・・・ゼロではない。


それに近い状況になった場合、ドル安は確実に進行するだろう。


US$に関しては、楽観論は禁物だ。底打ちがいつか?ソロス氏は、2年後としている。


日本が行った公的資金注入。現在各国政府が行っている。


アメリカでも「金融機関だけ、なぜ助けるのか?」という不満も多いと聞く。


日本でもあった、「会社が倒産しても救わないが、金融機関だけ救うのは?」という世論の不満だ。


今回の大統領選、他国の話で関係ないようだが、今回だけは対岸の火事的な見方は出来ない。


 


今週以降、リスクマネーがまた動き出すだろう。その時どうなるか?為替はこれからが本番だ。


メリマンサイクルは、内容をまとめて明日にでもアップ予定だ。


 


 



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