ユーロ危機
昨日から悪いニュースが多く、かなり荒れ模様 特に欧州に関する話が多い。 ロイターは 28日に始まった世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)に出席しているソロス氏のコメントを掲載している。 ジョージ・ソロス氏は、欧州連合(EU)が、不良資産に関する国際的合意を推進しない限り、ユーロが危機を乗り切ることはできないかもしれないと指摘した。 また、スペインのユーロドル離脱説なども浮上し、混乱した状況はまだまだ続きそうだ。 そしてポンド ジョージ・ソロス氏は、ポンドのショートポジションを組む戦略について、1ポンド=1.40ドルを下回るポンド安局面では、リスクが大幅に高まるとの認識を示した。 「ポンドのショートポジションを組んでいたのは事実だが、今はもうポンドに弱気ではない。ただ強気でもない。当面この近辺で変動していくだろう」と述べた。 ジム・ロジャース氏は、ポンドは「終わった」と述べ、英国への投資は避けるべきだとの考えを表明。 年末までにポンドがどの水準になると思うか、とロイターから尋ねられ「自分は短期的なトレーダーとしてはとても出来が悪い」とした上で、「最安値まで下落するだろうが、それには10年かかるかもしれない。ポンドはかつて、ドルと等価近い水準だったことがある。再びそうならないと言える理由はない」と答えた。 ムーディーズはアイルランドの格付けについて、金融セクター問題や債務増が公的財政を直撃した場合、同国のソブリン債はトリプルA格付けを失う恐れがある、と語っている。 東欧・ロシア経済の悪化が聞こえ始めている。 以前もこのことをブログで書いたが、欧州の銀行は東欧・ロシア投資が、かなりの金額が投資されているとされ 中東オイルマネーが、これを後押ししたとも言われている。 ロシアが焦げ付き始めると、ドイツの銀行に飛び火する。 3月4半期決算に向け、ユーロ、ポンドは要注意の展開だ。 米国に関しては 米ニューヨーク大学スターン経営大学院の ヌリエル・ルービニ教授は2年前の世界経済フォーラム(WEF、ダボス会議) で、「過去最高の企業収益とボーナスは「ハードランディング」が到来する可能 性をあいまいにしている」と警告した有名な教授だ。 2007年の2月からルービニ教授は「パーティーはもうすぐ終わる」とブログに書き、「米国と世界の経済の痛みを伴う結果」を警告していた。 ルービニ教授