2016年6月26日日曜日

メリマンサイクル 重要変化日の検証 2016年 第26週

ドル円

5月3日の安値から起算したPC7週目


ユーロドル

プライマリーサイクル(PC)29週目


ドル円はプライマリーサイクル(PC)7週目。
先週、ドル円の目標を100円半ば〜98円台としたが、英国のEU離脱に伴いこのターゲットを簡単にクリアした感じだ。
一部のレートには98円台もあったともいわれているが、99円後半が一般的なレートのようだ。
ここで言えるのは、98円台を目指す事になりそうだが、それよりも5.5年サイクルボトムに向かい始める序章ではないかということだ。
既にプライマリーサイクル(PC)のスタート時点を割り込んだ事により、弱気トレンドが確定した感じだ。

先週のブログではユーロドルに関して自信が持てなかったが、やはりまだプライマリーサイクル(PC)継続していたことになる。
26週程度では流石に少し短い。
大きな長期サイクルと同時にプライマリーサイクル(PC)が早期にボトムを付けるケースなら可能性があるが、流石にサイクルとしては短いと内心は思っていたが...

先週の安値がボトムであるかどうかが気になるポイントだ。
フィボナッチリトレースメント 61.8%戻しを少し割り込んだが、そこそこいいラインまで下げを見せていると思える。
個人的にはプライマリーサイクル(PC)ボトムと見ていいのではないかと思っている。

さて、リーマンショック級の大きな金融ショックになった「英国 EU離脱」。
今回の出来事は金融不安がキッカケではないということだ。
 単純な金融危機が襲ったのではなく、EUという理想郷が崩壊したという大きな出来事ということだ。
ある意味、時代の流れが大きく転換し始めたと捉えるべきではないだろうか?
米国を中心とした20世紀形資本主義システムが転換を迫られているように見えてくる。
人工知能「AI」が生まれ、仕事や生活の流れも変わろうとしている。ロボットやコンピュータが人の仕事のあり方を変えようとしている中で「英国のEU離脱」が起こった。
過激派組織「IS」が主張する「イスラム国」は、歴史的に見れば数千年前に実在したイスラム教の国家があったエリアが、彼らの主張する「イスラム国」という国にあたる。
欧州の植民地政策で分断され、分割された20世紀の「国」が以前の形に戻ろうとしているような印象すら受ける。

天体位相面で見た場合でも、混乱と不確実性を引き起こす「海王星」の逆行が始まり、土星と海王星はスクエア(90度)を形成、その天体相の意味は「悲しみ」。
メリマン氏のフォーキャストにも以前から書かれているが、この不安定な状況は2022年まで続くとされている。
ドル円の5.5年サイクルのボトムが1年以内に訪れることを考えれば、次の5.5年サイクルまでこの不安定な相場は続くことが見えてくる。

いずれにしても、リーマン・ショックとは意味合いの違う「不安定な状況」が続くという意味ではなだろうか...


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2016年6月19日日曜日

メリマンサイクル 重要変化日の検証 2016年 第25週

ドル円

5月3日の安値から起算したPC6週目


ユーロドル

プライマリーサイクル(PC)28週目


ドル円はプライマリーサイクル(PC)6週目を過ぎた。
現在はプライマリーサイクル(PC)の第1位相、第1メジャーサイクル(MC)の終盤に当たる。
想定した通り、第1位相のボトムに向けた動きが活発化している。
当然だが、英国EU離脱と円高のせいで日経平均も芳しくない状態が続いている。

ドル円のGMMAも下落方向に拡散状態が続き、もう暫くはこの状態が継続することを物語っている。
メジャーサイクル(MC)の終了までこの傾向は続くと考えられ、数週はこのままのトレンドが続くと見ている。
月足のドル円だが、先月の安値を割り込んでしまったため、次の目標が100円台半ば。2011年10月の安値から、2015年6月の高値を結んだフィボナッチリトレースメントの50%戻しが100円50銭近辺。現在の第1位相でこのポイントを目指すかは微妙だが、少なくとも現プライマリーサイクル(PC)で目標となる水準だ。
第1位相のボトムがこの数週で出現し、少なくとも第2位相ではこのポイントを目指す動きになると思われる。
仮にこのポイントをクリアした場合、次のターゲットは98円に向かうと見ている。

ユーロドルは新プライマリーサイクル(PC)に入った可能性がありそうだ。
今週5月30日の安値を割り込まなければ、新プライマリーサイクル(PC)に入った可能性が高くなる。
後2週程度で一目均衡表の雲の上に出る可能性があり、1.21方向の可能性が高くなりそうだ。
少し判断に自信が持てないところだが、ドル安方向に全体が動きそうなイメージだ。

2016年6月12日日曜日

メリマンサイクル 重要変化日の検証 2016年 第24週

ドル円

5月3日の安値から起算したPC5週目


ユーロドル

プライマリーサイクル(PC)27週目


ドル円は下げ渋りしている感じだ。
イメージとしては5月3日のプライマリーサイクル(PC)スタートの安値に向かって進行中という感じだ。
週足のチャートでもGMMAのトレンドもベアトレンドを維持したままだ。逆に移動平均線が拡散法方向になっている。
ドル円はプライマリーサイクル(PC)の最初のメジャーサイクル(MC)5週目を終了しているが、少なくとも2週程度は下落相場が続き、プライマリーサイクル(PC)スタート時の安値をチャレンジしてくると思われる。
スタート時点を第1メジャーサイクル(MC)で割り込んだ場合、大きな反発は見込めずこのまま100円方向に向かうと見ている。

逆にユーロドルは判断に迷う感じだ。
早ければ24週程度でプライマリーサイクル(PC)を終えるケースもあるが、プライマリーサイクル(PC)が継続中かどうか?判断に迷っている。
今週ダウントレンドに戻れば、プライマリーサイクル(PC)継続ではないかと思っているが...
GMMAは短期線が長期線に絡み合いながら若干上向きに推移している。
ここは推論でのポジションは危険だ。
新プライマリーサイクル(PC)なら上昇局面。旧プライマリーサイクル(PC)ならダウントレンド継続中で、プライマリーサイクル(PC)の底を探る動きになる。下げるのであればかなり大きな下げが予想される。

2016年6月5日日曜日

メリマンサイクル 重要変化日の検証 2016年 第23週

ドル円

5月3日の安値から起算したPC4週目


ユーロドル

プライマリーサイクル(PC)26週目


少し警戒はしていたんだが、一気に来た感じだ!
日経平均の重要変化日は5月30日〜6月1日、通貨の重要変化日は5月27日〜5月31日、米Tノートの重要変化日が5月27日〜6月3日。
重複した重要変化日だとは思っていたが、先週末でドル円はピークを付け反転しながら第1メジャーサイクル(MC)のボトムを形成すると思っていた。


理由としては、トレンドラインを2月以来抜けてきたことと、新プライマリーサイクル(PC)の初段階の4週目で、サイクル的にまだ若いと言うことだった。
残念ながら重要変化日でのピークではなく、反転急落になってしまった...
GMMAは丁度長期短期が絡み合った形だったが、今の形であれば「イワシ食い」となり上値ブレイクに失敗し、下落方向にトレンドが戻るということになりそうだ。
月足のチャートだが、フィボナッチで3度目のトライになる。
この3度目のトライは100円のラインを目指すと思われる。

問題はユーロドル。
プライマリーサイクル(PC)26週目だが、新しいプライマリーサイクル(PC)に入り始めているのか?それとも27週目に突入しているのか?
反転したのが重要変化日だということを考えれば、新プライマリーサイクル(PC)に入っている可能性が高くなる。

そうなれば今週プライマリーサイクル(PC)1週目ということになるが、基本的なトレンドは下落トレンドの中にある。このまま継続なら年末には0.98方向に行くことになりそうだ。
冥王星、土星、火星に続いて6月14日には海王星も逆行を開始する。この動きは11月19日まで続き、今年後半まで影響がある。後半も混沌とした状況が続きそうだ。

取り敢えず今週はユーロドルも様子見の感じだ。