2009年9月9日水曜日

今週の相場

メリマン氏の見方が少しブレつつある。

少し前から、ユーロドルに関しては第4PCというイレギュラーなMCが登場してきている。
同じく、ドル円も旧PCという表現方法がまだ続いている。
ドル円は昨年末のPCの始まりとなるわけだが、途中でMCの数え方を修正したり・・・

まあ、以前からこの修正はあるが、ドル円が8週経過後も旧PC38週という表現方法が出てくる。
通常、4週程度でこの表現は消えるが、未だに継続中だ。

想定はいくつかある。
・サイクルが変形しているため、サイクルが決めきれない。
・旧サイクルが継続中の考え方を捨てれない理由がある。
・過去に比べて大きくサイクルが違う。

等ではないだろうか?

しかし、他を見ればドル円の超長期16年サイクルは立証されている。
先月日経新聞等で記事になった「銀行間金利、日米16年ぶり逆転」だ。
ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)が16年ぶりに逆転したという記事。
円高が進みつつあるという兆候だ。
LIBOR金利が逆転した翌年にドル円は最高値をつけている。
この点からも、16年サイクルが数値的に立証されている。

その他のファンダメンタル要因は、日本版HIA
今年の春に発表されているが、日本版「本国投資法(Home Investment Act、以下HIA)」
要は海外に出て行った日本企業の利益を、日本国内に送金する場合は課税対象から除外する法律が出来たということだ。
その埋蔵金が15-20兆円ともいわれ、相当な資金があるということになる。
このうち、年度内に4兆円程度が日本に送金されるという。
FXなど差金取引では、円買いをしてもいつかは売ることになるが、この資金はドルや他の通貨に売り戻されない。
完全な実需の資金が日本国内に流れ込むということだ。

需要が高いとするならば、やはり半期決算や年度末と言うことになる。

現在、水星が逆行中・・・
メリマン氏はいつも水星逆行中はトレードを控えることを勧めている。
��9/29まで少し長い間、この逆行が続く・・・・
ましてや、リーマン1年など心理的にも過去の例にみても9~10月は特に危ないと囁かれている。
少し弱気の発言も分からないでもない。

金融占星術で有名な元バンク・オブ・アメリカ「山中 康司」氏は
水星逆行の終了前後3日に円高に振れる確率は75%としている。

今月末は半期閉めとなり、実需の円買いがある程度は高くなる
ある意味、全てが一致したシナリオにも見えるが・・・

今日もドル/円が下げたが、92円でピタリ止まっている。
ユーロドルは逆に上昇1.45を越えてきている。

少々、イレギラーなサイクル・・・気を抜けない月になりそうだ。