2009年1月15日木曜日

メリマンサイクルの考え方





ブログに書き込みがあり、少し解説することにします。

ドル円のサイクルを例に「メリマンサイクル理論」の考え方を説明します。

ドル円には長期16.5年サイクルが存在します。
長期16.5年サイクル、この中に3つの5.5年サイクル
5.5年サイクルの中に、2つの33ヶ月サイクル(2位相)または3つの22ヶ月サイ クル(3位相)
33or22ヶ月サイクルの中に6.5~10ヶ月(26~40週)のサイクルが存在します。
これがPCと呼ばれるプライマリーサイクルです。

3位相パターンで例を出すと

仮にPCの1サイクルがが約29週(26~40週)とすると
29週×3=87週
87週≒22ヶ月
22ヶ月×3≒5.5年(長期サイクル)
5.5年×3≒長期16.5年

12月17日がPCのボトム(安値87.11円)であったことを確認するためには、25日移動平均を上回る必要があり、
週終値が(12/30~1/2)移動平均を上回りました。
ですので、12月17日でPCが終了し、新しいPCに入ったと言う考え方です。
どちらかと言えば、ボトムを検証していく(25日移動平均を上回ること)ことで、次のサイクルを予想する感じです。

過去を検証しながらサイクルパターンを想定していくのが、メリマンサイクル理論です。
しかし、必ずしも同じパターンで行かないケースが多く、ここに同様のサイクルで回っている天体位相
と過去の事象を照らし合わせて、重要変化日を想定していく・・・これがメリマンサイクル理論です。

科学的には証明されていませんが、月の引力と人間の感情はある程度影響を受けているとされています。
金融市場の参加者の中にも、満月や新月を気にする人も多いのも事実です。
人間の感情や心理が色濃く出るのが金融市場。
はっきり言えば「一寸先は闇」 誰にも想定は出来ません。
メリマンサイクルは統計学に近い考え方ですが、その精度を上げるために「天体位相」を用いています。

ユーロに関しては、データが少ないため(統一通貨以前は、ドイツマルクをベースとしている)
メリマン氏もサイクルが読み切れないことも多い感じです。

サイクルと言う考え方は、大投資家の「ジム・ロジャーズ」も唱えています。
彼は、商品相場が18年弱で動いていることを過去のデータから導き出しました。
その考え方は、彼の著書「大投資家ジム・ロジャーズが語る商品の時代」にも書き記しています。
「先人に学ぶ」私がメリマンサイクルを中心に投資している理由はそこです。

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