2009年2月26日木曜日

日本は本当に弱いか?

FX ならサザインベストメント


円売りが加速・・・

先週発表になったGDP。
年率換算で、マイナス12.7%と非常に悪い結果だったが、よく見ると内需が意外と強かった。
輸出はマイナス12%と非常に悪いが、内需関連はマイナス0.4%と意外と強かった。
株式は輸出関連銘柄の下落が目立つ。

昨日発表の月貿易収支は9526億円の赤字、過去最大の赤字幅。
輸出は前年比マイナス45.7%と、過去最大。
輸出を品目別にみると、自動車(前年比66.1%減)、半導体等電子部品(同52.8%減)、自動車の部分品(同51.9%減) ある意味、自動車、電気等の外需バブルだったのかもしれない。
家電でも、省エネ関連の白物家電の売れ行きが好調。前年度比40%以上も売り上げるジャンルさえある。意外とこの事は話されていない。

日本は本当に弱体したんだろうか?

内需、金融がボロボロの米国。
何しろGDPギャップが20兆円もある。
名投資家のジョージ・ソロス氏は米コロンビア大学で、動揺は大恐慌時よりも大きい「われわれは金融システムの崩壊を目撃した」とし、「金融システムは生命維持装置につながれた。今もまだ同じ状態にあり、景気の底入れが近いとの兆しはみえていない」と述べた。
ボルカー元米連邦準備理事会(FRB)議長も「世界の鉱工業生産は米国よりも速いペースで減少している。大恐慌も含め、いかなる時代においても、全世界で景気がこれほど急速に悪化するのを見たことがない」と述べた。

「米ケース・シラー住宅価格指数」も生みの親ロバート・シラー エール大学教授は、「この市場は史上最大のバブルを経験したばかり。世界大恐慌以来最悪の金融危機の最中でもあり、予測は困難だ。今回の住宅バブルで4兆ドルの資産が泡と消えた。住宅価格が毎月、かなり急速なペースで下落しており、この状況が続く可能性は高い。今月10日の金融安定化策では不十分」と語っている。
やはり、具体策にかけた米金融安定化策、シティやバンカメの国有化の可能性が消えたわけではなさそうだ。

米国の雇用はまだ悪化しそうだ。
米国政府の予想では、今年夏までに失業率は8%、そこから減少と・・・・
FRBは、委員によってかなり幅があり、今年末には8.5~9.2%・・・


まだまだ底が見えない欧州。
それに加え、ソブリン債の格下げ・・保護主義の動き・・・各国の足並みはバラバラに…火ダネは燻ったままだ。

それに比べれば、日本はまだまだマシに見てみる。

また、円が買われる方向に有りそうだ。今は一時的なリバウンドだ。
ドル、ユーロの底はまだ見えていない。

外国為替証拠金取引の外為オンライン
外為