2009年1月31日土曜日

ユーロ危機

FXキング
昨日から悪いニュースが多く、かなり荒れ模様
特に欧州に関する話が多い。

ロイターは
28日に始まった世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)に出席しているソロス氏のコメントを掲載している。
ジョージ・ソロス氏は、欧州連合(EU)が、不良資産に関する国際的合意を推進しない限り、ユーロが危機を乗り切ることはできないかもしれないと指摘した。

また、スペインのユーロドル離脱説なども浮上し、混乱した状況はまだまだ続きそうだ。

そしてポンド
ジョージ・ソロス氏は、ポンドのショートポジションを組む戦略について、1ポンド=1.40ドルを下回るポンド安局面では、リスクが大幅に高まるとの認識を示した。
「ポンドのショートポジションを組んでいたのは事実だが、今はもうポンドに弱気ではない。ただ強気でもない。当面この近辺で変動していくだろう」と述べた。


ジム・ロジャース氏は、ポンドは「終わった」と述べ、英国への投資は避けるべきだとの考えを表明。
年末までにポンドがどの水準になると思うか、とロイターから尋ねられ「自分は短期的なトレーダーとしてはとても出来が悪い」とした上で、「最安値まで下落するだろうが、それには10年かかるかもしれない。ポンドはかつて、ドルと等価近い水準だったことがある。再びそうならないと言える理由はない」と答えた。

ムーディーズはアイルランドの格付けについて、金融セクター問題や債務増が公的財政を直撃した場合、同国のソブリン債はトリプルA格付けを失う恐れがある、と語っている。

東欧・ロシア経済の悪化が聞こえ始めている。
以前もこのことをブログで書いたが、欧州の銀行は東欧・ロシア投資が、かなりの金額が投資されているとされ
中東オイルマネーが、これを後押ししたとも言われている。
ロシアが焦げ付き始めると、ドイツの銀行に飛び火する。
3月4半期決算に向け、ユーロ、ポンドは要注意の展開だ。

米国に関しては
米ニューヨーク大学スターン経営大学院の ヌリエル・ルービニ教授は2年前の世界経済フォーラム(WEF、ダボス会議) で、「過去最高の企業収益とボーナスは「ハードランディング」が到来する可能 性をあいまいにしている」と警告した有名な教授だ。
2007年の2月からルービニ教授は「パーティーはもうすぐ終わる」とブログに書き、「米国と世界の経済の痛みを伴う結果」を警告していた。
ルービニ教授は、中国の経済成長率は5%未満に鈍化し、米国では600万 人の雇用が失われると予想。米国では個人消費が落ち込むほか、失業率は少な くとも9%に上昇し、2010年の経済成長率は最大でも1%にとどまる。
大手金融機関は損失が資産を上回り、破たんに追い込まれる恐れが あることから、米政府が国有化すべきだと提言した上で、2、3年後に再び民 営化することが可能だと述べた。米金融業界の損失は従来の3倍強の3兆6000 億ドルに達し、世界の株価は今年、現行水準から20%下落するとブルームバーグは伝えている。

またジョージ ソロス氏は
金融機関の規模は、世界恐慌の時より非常に大きく、資本増強急ぐ必要がある。その規模は1.4兆ドルは必要だろう。
なt米国経済は今後10年間、力強さを取り戻すことは困難。「経済成長率3%台の実現も、非常に難しい」との見方を示した。

ニュージーランドは、金利を予想より大幅に1.5%利下げ。
景気後退が鮮明となり、豪ドル円とNZドル円では、今後かなり違う点買うが予想される。
NZは国債の格下げも言われており、少し戻したらショートポジションが面白くなりそうだ。

投資には「落ちる刃物は掴むな」という格言があるが、急落後は下落幅の50%前後リバウンドすることが多い。
あくまで慎重に・・・




FX初心者でも安心「FXメジャーズ」