2009年1月8日木曜日

明日はBOE 金利発表!



今週は流石に良く動く。


ドル円も円高の方向にシフトした。特に ユーロ圏11月生産者物価指数から米12月ADP全国雇用者数後までが大きく動いた。


年明けから話題が少なかっただけに、指標発表では大きく揺さぶられる。


しかし、週頭のレベルに戻っただけのような印象もある。



所で、今日のWBSで 日本総研 副理事長・高橋進氏が面白いことを説明してくれていた。



1月20日に発足するオバマ政権。1兆ドルの財政支出をするとしているが・・・


米国といえど1兆ドル政府が現金で用意は出来ない。


なにをするか・・・国債の発行だ。


大量の赤字国債が発行される事になる。



通常国債の金利は


国の信用度=金利


と言う方程式になる。


つまり、信用のない国は金利が高く、信用度の高い国の国債は金利が低い。


以前、高金利のアルゼンチン国債(サムライ債)がデフォルトに陥ったこともあるが


サラ金やサブプライムと同じで、信用リスクが高ければ金利も高くなる。



国債の話は、一旦ここまでとして・・・


米国の今回の景気対策・・・1兆ドル・・・


過去の米国の財政のバランスと、米ドルが全ての通貨に対する実効レートに関連があると「高橋進」氏が話をしていた。


簡単に言うと、財政が赤字になれば、米ドルは全通貨に対する実効レートは弱くなり


逆にクリントン政権下の時のように、黒字であれば米ドルは強くなる。


つまり、今回の財政出動1兆ドルは、米ドル安へ・・・と言う内容だ。



ましてや、過去に例のない財政赤字を抱え込む米国・・・


基軸通貨としてのドルは下げるしかないようだ。


ソロス氏が著書「ソロスは警告する 超バブル崩壊=悪夢のシナリオ 」の中で語っていた内容が、数値化され実証されている。



明日はBOE政策金利発表・・・-0.5%で1.5%という見方が多いようだが・・・どうなるか?


クリック証券

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