2009年7月29日水曜日

サイクル理論

ユーロが反転し始めた。
ユーロドルは1.43から1.41前半まで戻した。
ドル円は、94円前半まで売り込まれた。

昨日のブログに書いたカンの部分が出た感じだ。
しかし、94円の壁が厚い感じがする。

為替市場は1日に2兆ドルの取引があるといわれている。
所詮、個人投資家がどれだけ売ろうが、買おうがピクリともしない。
機関投資家と個人投資家とでは、情報量はネットの発達により余り大差はなくなったが
情報の伝達スピードは、個人投資家より圧倒的に速い。
個人的には、このスピードについて行くには、個人は不利な状況だ。

以前は、これに付いていこうとファンダメンタルを重視していたが・・・
無理だと判断して、サイクル理論を選んだという経緯がある。

サイクル理論に関して、有名なのは「山中 康司」氏
メリマンサイクルを応用した投資方法をされている。
バンク・オブ・アメリカで為替トレーディング業務に従事
1989年バイスプレジデントに就任。
1993年プロプライエタリー・マネージャーに就任し、債券、デリバティブ(金融派生商品)等のトレーディングに携わる。
日興證券を経て、現在は独立し、テクニカル分析と独自のサイクル分析を融合した分析をされている。

著書には
金融占星術入門投資手帳など
ドル円に関しては、月を軸にした相場予想
新月に円安~満月円高
月食が円高~日食が円安・・・
月が赤道を通過する時期を転換点と見ている部分も参考になる。

著書の「金融占星術入門」は私も読んだが、かなり難しい内容だ。
HPは下記になるので、興味のある方はこちらからどうぞ。

さて、ファンダメンタル的にもサイクル的にも注目は8月中旬・・・
この3年間は、8月中旬にドル円急落となっている。
ギャンのいうアニバーサリー・デイト 1年サイクル。

過去も、ほぼ重要な危機が年後半のに集中してに起こっている。
昨年のリーマンショック、アジア通貨危機、ロシア危機、世界恐慌・・・
どれも9~10月にかけてとなる。
これからが、身を引き締めて当たるべき時期だ。

今回のこの変則的なドル円サイクルを考えた場合、PC最初のダブルボトム(2008/12/17,2009/1/22)の間隔が35日。
今月初旬の下落から35日を計算すると8/12~8/17
メリマンサイクル重要変化日は
対ドル 8/18(8/10~26)
日経平均 8/14~17
原油 8/14~17
穀物 8/18(前後1週間)

山中氏の月的なサイクル
月食 8/6
満月 8/7
月の赤道通過 8/9

ファンダメンタル的な説明をすると、最近注目を集めている
今年大量に発行された米国債の利払い。
金利に関しては、年4回(2、5、8、11月 各月15日)支払われる。
ここに注目が集まっている。
各国が保有する米国債の金利がドルで支払われ、ドルから各国通貨に為替を交換する。
要は、実需的なドル売りが行われる時期に当たる。

今週はある意味、重要なターニングポイントかもしれない・・・・

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