2012年3月12日月曜日

マン・インベストメント オフショア投資規制

ヘッジファンドのマン・インベストメントが日本居住者からのオフショア投資を凍結すると通告してきている。実質的に今週以降は直接購入は難しい状態だ。

マン・インベストメントは1783年にイギリスで設立された砂糖貿易会社が前身。その砂糖会社はスパイス全般も扱うようになり世界最大の取扱高のマングループへ。
しかし、砂糖やスパイスは当然天候に左右されやすく、リスクヘッジのため先物取引を始めたのがマン・インベストメントの歴史になる。

マングループの中でヘッジファンド部門が分社独立したのがマンインベストメント社。現在は250年以上収集した天候データを解析し、コンピューターによる自動売買を組み込んだ世界最大級の独立系ヘッジファンド運営会社。

2008年のリーマンショックでも12%の利回りを出した世界的に有名なヘッジファンドだ。
平均でも20%以上のパフォーマンスで、日本でも違う名前で売出しされていた。

今回オフショア投資の禁止は、マン・インベストメントの日本支社マン・インベストメント証券が日本の金融業法に抵触する可能性があるとのこと。どんどんオフショア投資の門戸が狭くなっている。
考えたくないが、当局が国民の財布を狙っているような気がする...