2009年12月13日日曜日

1. twitterからお邪魔させて頂きました。

週明けから賑やかだ。
今日は朝から、政府からの緊急コメントに続き、日銀の緊急会合・・・
それに連れ、ドル円は上へ下へ・・・

日銀もこのデフレ下で出せる手立ては残っていないようだ。

実際、デフレは物価が下がり、企業業績は伸び悩み賃金は下がる。
賃金が下がれば、物が売れなくなる・・・デフレスパイラル・・・
結局、現金の価値だけが上がっていく時代だ。
それに円高が加わり、輸出企業の業績が悪化する。

円安になれば、輸出企業には追い風になるが、急激な円安はこれもまた危険が伴う。
今年に入り、お隣韓国はウォン安に苦しみ、ドル売り介入している。
韓国はアジア通貨危機で、ほぼIMF管理に近い状態まで落ち込んだ。
世界不況下の現在、極端な自国通貨安は「ハイパーインフレ」を起こしやすく、円安誘導も危険が一杯だ。
先週、Twitterでも有名な勝間女史が「円安で全てが解決する!」と豪語していたが・・・
見かけの輸出企業の嵩上げ(お化粧直しの決算)では、景気が上向くことはないだろう。
2000年以降の「実感無き好景気」が精々ではないだろうか?

さて、メリマンサイクルだが
ドル円は想定と反対に、新PCの8週目となっている。
逆にPC序盤で前回安値を割り込んだことで、現PCが早期にボトムに向かうとしている。
メリマン氏本人も「間違えだった」とコメントしている。

ではドル円のサイクルを振り返る。
ドル円は16.5年サイクルのボトムに向かっていると以前から書いていた。
現状も下落トレンドの真っ最中、80円割れを目指して進む事になる。
では、直近の戻り高値は?と言うことになる。
直近のレートでフィボナッチを見ると、50%戻しが88.57
今日の高値が、38.2%戻し近くの87.51で終わった。
やはり、50%戻しが一つの節目になりそうだ。
ボトム確認サインは25日移動平均線の90.40以上に上がることになるが・・・

ユーロドルはこれも上下に激しい動きだ。
1.51を越えまで行くが、押し戻されている。
メリマン氏はユーロドルは2.0を目指す可能性を示唆している。
一部コメント欄に質問もあったが
恐らく、80円割れと同時期に最高値1.6を越え、ユーロドル2.0を試して行くのでは?
私個人は、そう解釈しているが・・・
さてどうだろう?

もう少し、時間をかけて見ていきたいが、メリマン氏のコメントは
全体的に、早く先を言う傾向がある。
ドル円は少し見極めてから、ショートしないと火傷しそうだ・・・