どうやらG20 金融サミットは、思うような展開は難しいとの見方が出てきている。
新興国は、今回の金融危機は「先進国が引き起こした」として非難。
集まるのは良いが、国同士で温度差がかなりありそうだ。
カナダ、アメリカ、イギリス等は、金融規制に消極的だが、フランスは金融規制をすべきとし、インドなどは同調している。フランスは、「ドルだけが基軸通貨ではない」と宣言し始めて・・・どうもまとまる様子はない感じだ。
そうこうしているうちに年末・・・決算発表を控える時期になる。
当面混迷が続くような気がする。
今日の動きだが、ユーロは一時上げに転じた。実需買い要因とされているが、本来的に戻った感じではない。
水曜夜から木曜にかけ、ピポットの抵抗線もすんなり割り込んで、少し戻しはしたが・・・
現在は、ユーロ/ドルは初値の状態まで戻っている。ボラタイルだ。
今日の夜は、大きな指標もある。どうなるか?
所で、ジョージ・ソロス氏が米公聴会に出席した。
呼ばれたのは
・フィリップ・ファルコン氏(ハービンジャー・キャピタル・パートナーズ・ファンド)
・ジョン・ポールソン氏(ポールソン・アンド・カンパニー)
・ジェームズ・シモンズ氏(ルネサンス・テクノロジーズ)
・ケネス・グリフィン氏(シタデル・インベストメント・グループ)
ヘッジファンドは、リスクをヘッジ(回避)するための道具だが、まるで5人は犯人扱い?
そうだろうか?
今回の危機、犯人は誰?というような問題ではない様な気がする。
おそらく、歯止めを聞かないまでに放置した国が問題ではないだろうか?
問題が大きくなったときに、個々人を犯人的に扱う・・・少々お粗末というのか!少し斜光が射してきた国家に見えるが、皆さんはどう考えるだろう?
彼らは、あくまでシステムに乗って、リスクを取りながら儲けてきた。それがいけないことだろうか?
私たちもリスクテイクしながら、FXという投資をしている。ロスカットに合うかもしれない。
仮に、大儲けした場合、それは後ろ指指されるような行動なんだろうか?
詐欺師の様な扱いって?どうなんだろう?
国家に行かないまでも、会社でも悪い状況が続けば犯人捜し的に、個人に矛先が向かう。
得てして、没落する会社と同じように見える「米国」だ。
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