メリマンサイクル MMA 週刊コラム2024年9月9日週

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レビュー 8月の米国雇用統計は、労働市場の減速を反映して予想をわずかに下回り、FRBによる来月の利下げへの道が開かれました。非農業部門雇用者数は前月比14万2000人増と、7月の8万9000人増から増加しましたが、ダウ・ジョーンズがまとめた市場予想の16万1000人増を下回りました...。一方、失業率は予想通り4.2%に低下しました。 —ジェフ・コックス、「米国の8月雇用統計は14万2000人増、予想を下回る」、www.cnbc.com、2024年9月6日 7月の米国の求人件数は予想を上回る減少となり、3年以上ぶりの低水準となりました。これは、労働市場が冷え込んでいることを示す最新の証拠となります。 —ブレック・デュマ、「米国の求人件数は2021年1月以来の低水準に」、www.foxbusiness.com、2024年9月4日 先週は、天王星がなぜ「破壊者」と呼ばれるのかを如実に示す一週間となりました。週初めに天王星が逆行に転じると、世界の株式指数は、水星逆行(「トリックスター」)の影響下にあった8月5日から28日にかけての gains の多くをすぐに失い始めました。例えば、ダウ平均株価は8月30日金曜日に過去最高値を記録しました。その後、先週は毎日下落し、日足ベースで連続安値を更新しました。これは、中国を除く世界のほとんどの指数の値動きでした。中国では、先週の下落はさらに激しく、上海総合指数は金曜日に6ヶ月ぶりの安値をつけました。今のところ、他のすべての市場は調整局面にあり、これは、最近の8月の強気シグナルがまだ生きていることを意味します。 その他の市場では、金は金曜日に史上最高値の更新を試みましたが、結局、引けにかけては売りに押されました。銀も金曜日は低調で、3週間ぶりの安値となる28.01ドルまで下落しました。これは、MMAの銀アナリストであるプーヤン・ゾルファガルニアがここ数週間のMMA週間レポートで指摘していた通りの展開です。一方、原油は2023年6月以来の安値を更新し、下落の一服が見られません。ビットコインも苦戦していますが、株式と同様に、8月5日の安値を上回って推移しています。実際、チャートで言うところの「逆三尊」を形成している可能性があります。62,000〜64,000ドルのネックラインを上抜ければ、24ヶ月サイクルの安値の終わりを示唆する可能性があ

生き残りのディーリングを読んで

実践 生き残りのディーリング
を読み終えた。
最近時間が取れないため、読み終えるのに時間が掛かってしまった。

率直な感想は、面白かった・・・

個人的に投資スタンスに「時間」という概念が入った物が好きな傾向になる。
「メリマンサイクル」もその一つ
一目均衡表も同じ部類に入る。

多くのテクニカルがあるが、時間的な考え方の物は少ない・・・
一目均衡表は、まだ深く研究はしていないが
いずれ詳しく調べたい考え方だ。

さて矢口新氏の「実践 生き残りのディーリング
」だが
プライスに与える影響は「保有期間」「保有(ポジション)する量」が決定する
そういう考え方に基づいている。

為替も同様で、私たちが行っている「FX」もポジションを持った瞬間から
必ず反対ポジション(売り→買い。買い→売り)を行うことになる。
買った物はいつかは売られ、売った物は最後に買い戻される。

もっと言うなら、買った瞬間から世界のどこかで売っている人がいる事になる。

しかし、実需は違ってくる。
輸出企業は、海外で利益を上げた後、日本円に交換することになる。
日本円にすると言うことは、外貨を売って日本円を買うという行為だ。
しかしこれには反対取引はない、日本円を売る行為は必要ないからだ。
言い換えると、一方向にしかいかない事になる。

一番わかりやすい指標が貿易収支だ。
日本は長らく貿易黒字国・・・常に円が買われやすい状況が続いている。
この不均衡を是正するために「米国債」を大量に日本は保有している。
要は、ドル買い円売りの行為だ・・・

しかし、国債には償還期間があり、長期とはいえいずれは円に交換される。
常に円高の圧力が続いている状態だ。
これが日本円の持つ「保有期間」「保有(ポジション)する量」の関係性だ。

実践 生き残りのディーリング
」にはこの様なことが序盤方に取り上げられ
後半部分にロスカット(損切り)に関することが取り上げられている。
損切りの考え方や、リスクとリターンの考え方など・・・
特に損切りに関しては、非常に参考になる。

特に個人投資家は「損切り」に関しても「利食い」に関しても下手だ。
私もその部類に入るのだが・・・・
この当たりは「生き残りのディーリング」というタイトルの通りの内容だ。

プロというか「投資」とはこう行うべきという概念と言うべきだろう。
具体的な説明文も多いので、是非読んでもらいたい。
少々高めで、プロ向けに書いていることもあり
投資経験の無い方には難しい内容だが、多少投資に関する経験があれば
非常に参考になるのではないだろうか。

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