2014年3月16日日曜日

メリマンサイクル 重要変化日の検証 2014年 第11週



ドル円
613日の安値から起算したPCの38週目または、新プライマリーサイクル(PC)5週目




ユーロドル
117(★重要変化日1111±3営業日のエリア)の安値から起算したPCの18週目


ドル円は新プライマリーサイクル(PC)の第1メジャーサイクル(MC)の天井を4週目で付けたような感じだ。フィボナッチリトレースメントの61.8%で折り返した。
週間下値支持線、101.69~101.96を割り込んだので、弱気に転換したようだ。
3位相の場合、ドル円のメジャーサイクル(MC)は9〜14週、天井を付けたと仮定した場合は4週〜9週は下げることになる。
ただ、3月3日の安値と同レベルで止まっているので、下値支持線として働いていることも考慮する必要もある。
割り込んだ場合は、プライマリーサイクル(PC)のスタート時点の安値を試す可能性が高くなる。


84日移動平均も綺麗に割り込んでいるので、今週の動きは気になるところだ。

ユーロドルはプライマリーサイクル(PC)18週目、第2メジャーサイクル(MC)の5週目といった感じだ。
ユーロドルのメジャーサイクル(MC)は8〜12週になり、ほぼ天井を形成する時間帯に入っている。強気の場合はフィボナッチリトレースメント138.2%まであると考えた方がよいが、今週来週で天井が見えそうな感じがする。

さて、ウクライナ情勢がかなり緊迫している。
ロシアの行動次第では、いつでもロシアの対外資産の凍結没収や米銀行との取引を差し止められる状態にあり、仮に対外資産凍結になればロシア債権はデフォルトになる可能性が高く、通貨危機になる可能性が非常に高い。


米露の経済制裁の応酬になれば、1番ダメージが大きいのは欧州だ。
ロシア石油の最大のマーケットは欧州、欧州全体の約1/3がロシア産の石油、天然ガスがエネルギー源。
仮にこれが止まれば、欧州経済に大きなダメージが予想される。

カーディナルクライマックス、4月にかけて、意外な火薬庫はウクライナなのかもしれない。