2009年6月15日月曜日

ソロスは警告する 2009 恐慌へのカウントダウン



ソロスは警告する 2009 恐慌へのカウントダウン 土曜の夜にAmazonから届いた。
今日、Amazonを見ると発売3日で総合売上でも30位。
さすが、ジョージ・ソロスという感じだ。
今回の著書は前作「ソロスは警告する 超バブル崩壊=悪夢のシナリオ」の続編として書かれている。

内容は
・2008年の投資実績
・経済回復への処方箋
・2009年の見通し
・わが新パラダイムの運命
この4部から構成されている。
現在最終章を読んでいる最中だ。

ソロス氏は、前回の世界恐慌(1929~)と現在を比べ
「今回の金融危機は、世界恐慌の時の少なくとも倍、CDS証券の早名目発行残高は、米国GDPの4倍以上という巨額な・・」
今回の金融危機をそう表現している。
いずれにせよ、普通のバブル崩壊ではないと言うことだけは事実のようだ。
不況の底は、早くて今年末・・・と

また為替などにも言及しており「資産家のマネーは、金と円に向かう」
その他ユーロ、BRIC’s諸国に関することなどなど・・・多くのことに言及している。
前作「ソロスは警告する 超バブル崩壊=悪夢のシナリオ」を読んでいない方は、先に前作を読むことを強くお勧めする。
前作はジョージ・ソロスの「回帰性」に関して説明をしている。
回帰性を知ってからでないと、ある意味中途半端な理解になる。


さて今週の相場だが、ドルが持ち直している。
ドル円はPC26週目、ユーロドルはPC15週目、ユーロ円はPC21週目
ドル円は終盤に入ってきた。いつボトムを付けてもおかしくない状況だ。
ユーロドルは今日の下げで、支持線の上でピタリと止まっている。
基本は、ドル売りのポジションだ。
予想通り、ドル円は98.5でUターン、6/5&6/8のレベルを超えない限り、想定の変更はしない。
ただ、時期の問題が残っている、重要変化日は6/15~6/23にかけての期間になる。
これを超えた場合、7月の重要変化日と言うことになるんだが・・・
この期間に、ドルは売られると想定している。
実際、ユーロドルは下値支持線からユーロ買いに転じている。
ポンドドルも同様で、ドルの勢いはなくった感じだ。
残るは「円」99.15を超えるようだと、再計算が必要だろう。