2008年12月30日火曜日

「世界の株価、1年間で半減 アイスランドは99%下落」


 


FXキング


asahi.comが先週伝えているが

市場からの資金の流出と、世界経済の牽引(けんいん)役だった新興国の急落ぶりが際立っている。

・格付け会社スタンダード・アンド・プアーズが世界47カ国・地域を対象に独自に調べた。株価は年初から11月末までに全体で46.14%下落。年間の下落率は02年の19.58%を超え、前年対比での増減率の調査を始めた95年以来で最大となる見通し。対象の国・地域すべてがマイナスとなるのも初めて。

・なかでも新興国の急落ぶりが鮮明だ。ロシアが11月までに71.30%下落したのをはじめ、インドが67.98%、中国57.80%、ブラジル57.50%の下落率を記録。高い経済成長率を背景に世界中から投資マネーが流れ込んでいたが、金融危機によって損失を被った投資家が資金を一斉に引き揚げ始め、株価の大暴落につながった。

・国・地域別の下落率トップは通貨が暴落したアイスランドで、99.37%の下落。ロシア、アイルランド(マイナス69.86%)、ベルギー(同68.78%)と続き、全体の3分の2以上の32カ国・地域が5割以上の下落となった。

・日本はマイナス34.50%で下落率はモロッコに次いで2番目に小さい。金融危機の震源地の米国は39.60%の落ち込みで、いずれも07年から株価が低迷していた分、新興国と比べると下落率が小さく見える結果となった。

・9月の米証券大手リーマン・ブラザーズの破綻(はたん)後、金融システムへの不安が高まり、株価下落に拍車をかけた。調査の担当者は「市場は先行きの見えない不安感に包まれており、来年も不安定な相場が続くだろう」とみている。

 

[ロンドン 29日 ロイター] 

英国人材開発協会(CIPD)は29日、同国では2009年に最高60万人が失業する可能性があると指摘した。

 09年の英経済は景気後退の影響を大きく受け、失業者数は合計で300万人近くになる公算が大きいという。

 CIPDのチーフエコノミスト、ジョン・フィルポット氏は年次報告で「失業し求職活動を行っている人の数は09年末までに280万人に達し、08年秋の水準から100万人増加する」との見通しを示した。

 さらに、「余剰人員は09年の最初の数カ月間に急増すると現時点ではとらえている」とし「年初から復活祭までの余剰人員(の水準)は1991年以来最悪となる」との予想を示した。

 

英国もまだまだ不安定な状態が続く感じだ。

実際、地下鉄でロンドンを移動した際のコストが、最低単価が日本円で¥1000を超していた時期がある。

現在でも¥500を超す高価な乗り物。少し日本人に考えられないコスト高の国だ。

まだまだ、ポンドも下落が予想される。

 

毎年この時期になると書店には「2009年の相場見通し」と言ったマネー雑誌が山積みされている。

今年のようにボラティリティーが歴史的に高い状況下では1ヶ月先を予測することすら困難であるといわざるを得ない。

不確実性に伴うリスクを低減する方法は、レバレッジを引き下げて、トレード時間を短縮(ポジションを長く持たない)すること。

スキャルピング的な投資が一番適しているかもしれない。

明日は考えても、1ヶ月先の見通しは関係ない。

私は最近変動率を記録している。例えばユーロ/円の場合は昨年までの5年間の平均変動率が12.17%、平均変動幅が16.90円となっていたが、2008年の変動率は34.46%、変動幅は56.35円と過去5年の平均値から大きく乖離しているのが実情である。

1週間の平均的な値幅は2.50円程度といわれてきたが、今年後半は1日で7~10円も変動することもあり、これまでの常識や値頃感が通用する相場環境にないとの認識も持っておく必要があるといえる。

通常で考えた場合、パラダイムの変化・転換に伴って、FXトレードの手法も変化させる必要がある。

しかし、メリマンサイクルで先読みをしたした場合は、最低限度の心構えが出来る。

それは、相場が上昇トレンドか?下落トレンドか?

私は、来年もこのスタンスで望みたい。

今日も、多少ユーロなどが暴れているが・・・

年明け早々の1月2日が非常に心配だ・・・特に米ドル