2008年11月11日火曜日

2. タナゴ大好きさん

 昨日、日曜日の日経新聞に「欧州を揺るがすドル不足」という記事が出ていた。


 

各国中央銀行の資金供給でマヒを脱した金融市場だが、欧州や新興国の「ドル不足」

懸念は和らぐ兆しがない・・と伝えている。内容は・・・

・ロンドン拠点のヘッジファンド運用担当者は「売れる物は何でも売ってドルに戻した」

・米国外運用グローバル投信から300億ドル資金が流出し、米国内で運用する投信に280億ドル流入

等という内容だ。

資金の引き上げによって、特に新興国のドル不足が深刻化している。

英バークレイズ・キャピタルによると、アジア・中東欧の新興国の外貨借入は2兆5000億ドル

その大半が、短期調達資金で今後も借り換えに追われる状態だという。

新興国の借入金はGDPの20%強(日本5% 米国4%) スペインの南米向け融資は、米国の1.8倍、インド向けの外銀による融資の3/4は欧州金融機関・・・など・・・

アイスランド予備軍がアジア・中東欧にひしめいている・・・欧州金融機関に飛び火が懸念・・との記事だった。

恐ろしい話しだ。公的資金投入は、新興国の信用不安から、国債・通貨が急落する可能性がある。

先月の韓国がそう言う状態になりかけた・・・アジア通貨危機の際に前科がある・・・

既に、世界中が疑心暗鬼・・・

今週末からの金融サミット。

住信基礎研究所主席研究員の伊藤洋一さんが「G20って・・多すぎて何も決められないんじゃないか?各国の思惑が違う中、統一見解って難しいのでは?」とコメントしている。

確かに、会社の会議でも頭数が多いと、決める物も決めれない・・・

強いリーダーがいれば別だが・・・米国ブッシュ大統領は、既に終わった人・・・

確かに決めごとをするには、かなり難しいのでは?

まだ今月は、油断できない感じがする。